アニメ業界

小さいアニメ会社で働くメリットとデメリット

私は社員が10人ほどのアニメ会社で4年間働きました。

そこで感じたメリットやデメリットをまとめました。

これからアニメーターになりたい人や、スタジオを変えたいと思っているアニメーターの参考になればと思います。

収入と保険

アニメ業界のことに詳しくない人のために社員と書きましたが、厳密には働いてる人のほとんどが業務委託でした。

小さい会社はほとんど業務委託契約が多く、固定給がもらえる会社はほとんどありません。

私も業務委託でしたので、固定給や保険などもありませんでした。

 

まずは収入について。

働き始めて1年目は月収2万ほど、

2~3年目で月収5万円、

4年目で月収8万でした。

ということから分かるように、とにかく

収入が低いです。

特に会社に所属していると稼ぎから何%か引かれるので、「自分の仕事の本当の単価を知らない」

ということすら起こります。

私の知る限り単価の半分も引いてる会社もありました。

 

なのでお金の心配がある人は固定給のある会社を選ぶか、

もしくは貯金がないとすぐに生活できなくなります。

本業以外の雑務

アニメーターとしての仕事以外の仕事も発生しやすくなります。

例えば会社内の掃除や電話番、来客の対応、後輩の指導などです。

これらに報酬が出ることはほぼありません。

駐輪場代を払えと言われたことさえあります。

 

コミュニティの小ささ

自分以外の仕事のミスや、急なバックレの影響を大きく受けます。

人数が少ないので1人がかかえている仕事量が多く、急に人が減ると残った関係のない人が尻ぬぐいすることになるので、

自分の仕事を真摯にこなしていても、突然無茶な仕事量を振られることがあります。

 

しかしこれはメリットと表裏一体で、

自分のミスを他の人がカバーしてくれるとも言えます。

病気、事故、身内の不幸など、やむを得ない理由で仕事ができないこともあります。

協力体制が敷かれているからこそ、「他人に頼る」ということがしやすくなります。

さらに小人数ゆえ、

自分の存在が会社の役に立っているという感覚を得やすいです。

危険な思考でもあるのですが。

 

社内の人間関係の大事さ

人数が少ないことで社内の人との仲の良さが凄く重要になってきます。

つまり同僚と仲が良ければ会社で楽しく働ける。

会社の大小と関係ありませんが、小さい会社はより顕著です。

会社で友人ができれば一緒にご飯を食べにいったり、仕事や趣味について語り合えたり、会社内での居心地がよくなるので辛いことも耐えやすくなります。

もちろんこれも表裏一体で、

同僚との不仲は致命的な影響が出ます。

人数が少ないので嫌いな人や不仲な人とも会わずにはいられませんし、

狭い空間でそばにいながら仕事をするハメになります。

むしろ仕事どころではない状態になります。

自分と関係ない人どうしのイザコザでも空気が重く、気が重くなってしまいます。

 

まとめ

小さな会社のメリット

自分のミスを他の人がカバーしてくれる。

自分は役に立っていると感じやすい。

同僚と仲が良ければ会社で楽しく働ける。

 

小さな会社のデメリット

ただでさえ低い収入がさらに天引きされる。

アニメーターとしての仕事以外の仕事もしなければならない。

人のミスを自分がカバーしなければならない。

同僚と仲が悪くなっても逃げ場所はない。

個人的な感想ではありますが、

私は小規模の会社で働いてこのように感じました。

就職、転職の参考になれば幸いです。

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元アニメーターの経験を元に『アニメーターになる前に知っておくべきこと』を伝えます。