アニメーターの年末年始の仕事状況はどうなっているのか?
休みはどのくらいあるのか?そもそも休みはあるのか?
そのあたりの説明をします。
年末年始の仕事
アニメーターの年末年始の仕事状況は、社員なのかフリーランスなのかによって変わってきます。
フリーランスの場合は「働きたければ働き、休みたければ休む」そして「仕事があれば働き、仕事が無ければ休む」と言った感じです。
働くも休むも個人の自由です。
社員の場合は会社によりますが、よほど酷いところでなければ休みがあります。
私の知っている限りでは短いところは3日間ほど、長いところは1週間くらい休みがあります。
とはいっても「年末年始だから絶対に休み」とは言い切れません。
アニメーターという職業は普段から日曜日や祝日などの世間の休みとあまり関係がありません。
常に「今の仕事状況次第」なのです。
もし仕事を受注しており、その納期が年末であるならば、もちろんれば大晦日であろうが正月であろうが働くことになります。
なので年末年始にしっかり休みたい場合は、自分で計画的にスケジュールを考え、仕事の受注をする必要があります。
仕事の受注状況を会社まかせにしてしまうと、年末であろうと働くことになってしまいます。
仕事をやるのかやらないのか、しっかりと自分の主張と計画を持つことが大事になります。
これらはお盆休みやゴールデンウィークなどの長期連休も同様です。

体調を崩す人が多い
長期休暇に入ったとたんに体調を崩すアニメーターは多いです。
普段まったく休みが無い状況で働いているのに急に長期間の休みに入ると、それまでの積もりに積もった疲労が一気に押し寄せ、身体を壊すのです。
「せっかくの休みだったのに、休みの間はずっと寝込んでて何もできなかった」
というパターンの人は多く、体調が戻る頃にはまた仕事が再開してしまいます。

可能な限り休みましょう
年末年始であろうと休まずに働こうとするアニメーターはけっこういます。
これは特に体力と情熱に満ちている若いアニメーターに多いのですが、あまりオススメできることではありません。
アニメーターにとって「休み」というものはとても貴重な存在であり、むしろ実力を発揮するためにもしっかり休むことが非常に重要です。
休みを捨ててまで取る仕事が、自身のアニメーター人生に大きく影響を与えるものなのかどうか自問してください。
そしてそうでないなら休みを優先してください。
そもそも年末年始にやらなければならないようなスケジュールの仕事は大抵ロクなものではありません。
数少ない貴重な休み
「休みなく働き、たまの休みに体調を崩して寝込む」という働き方をしてしまうと、仕事以外何もできなくなってしまいます。
アニメーターにとって丸3日以上の休みというのはとても貴重で、仕事以外のことをやったり考えたりする絶好の機会です。
仕事以外に何かやりたいことがある人。
そしてそれを探すためにも長期休暇は必要です。
身体を休め、頭を休め、貴重な「仕事以外のことを考える時間」をつくってあげてください。
