アニメーターの収入は少ないので欲しい物があってもを買うのをためらったり、そもそも欲しい物が無いという感覚になりやすいです。
アニメーターを辞めた今だから思う、「コレは早いうちに買っておけばよかったな」という物を紹介していきます。
これからアニメーターを目指す人は参考にしてみてください。

Contents
寝具
枕、マットレスなどの寝具は良いものを買おうと思うと結構値が張りますが、寝具はお金をかけるだけの価値があります。
特にアニメーターは1日中仕事漬けという状態になりやすく、家に帰ったら寝るだけという人は多いです。
それは良くないことなのですが逆に言えば「どんな状況であっても寝ないことはない」とも言えます。
睡眠は生きるうえで必須であり、人生の大部分を占めます。
だからこそ寝具は体に良いものを選びましょう。
私は以前はペラペラのマットレスを使っていましたが、ちょっと良いものに変えてから体の状態は大きく改善しました。
深く眠れ、疲れが取れるようになりました。
参考までに私が使っているのはこちらです。↓
乾燥機付き洗濯機
家事の労力は減らせれば減らせるほど良いです。
その中でも「洗濯」という家事は服を着る限り避けようが無く、洗濯による生涯の総時間や労力はかなりのものになります。
なので洗濯機は早いうちに持っておいた方がいいです。
そして乾燥機があるかないかの差は大きいです。
洗濯物によってはもちろん乾燥機にかけてはいけない物もありますが、乾燥機があることで『干す』という作業がなくなります。
雨の日や夜でも洗濯物が乾かせるようになり、冬場は冷たい服を触る必要もなくなります。
「急にこの服が明日必要になったから洗濯しなきゃ」なんて場合でも間に合います。
私は一時期コインランドリーを使っていましたが、『出費がかさむ上に時間はかかり、衛生面も悪い』と、損をすることだらけだったので、臨時用以外ではコインランドリーはオススメしません。
加湿器
湿度はとても大事です。
特に冬はあるのとないのとでは大違いです。
私は冬の乾燥する時期は寝起きに喉や鼻が痛くなっていたのですが、加湿器を買ってからはその症状も無くなりました。
さらに加湿することで病気の予防にもなり、実際に私は加湿器を買ってからは風邪やインフルエンザにかかる割合が減りました。
加湿器はその効果の割りに世間のイメージや評価が低い気がします。
「あってもなくても同じだろう」と。
私はそう思っていて長い事買ってなかったのですが、加湿器を使うようになってから冬の体調は大きく改善しました。
加湿器は体調管理のために必ず持っておきたいものです。
ただでさえ冬は体調を崩しやすいので、なおさらですね。
加湿の効果はイメージしづらいかもしれません。
なので初めは安いもので試してから、その後自分に合うものを探していけばいいのではないかと思います。
暖房・冷房器具
冷暖房は賃貸なら部屋に備え付けのものがあることが多いです。
会社勤めで家にいる時間が少なく、ワンルームくらいの広さの部屋に住むならば冷暖房が1つあれば事足ります。
逆に無いと生きることが困難になるレベルです。
私はアニメーター1年目にかなりのボロ部屋に住んでいましたが、夏にクーラーが壊れ暑くて眠れない日々が続いたことがありました。
部屋選びも大事ですが、冷暖房器具の存在も生命維持レベルで大事です。
快適な室内環境は体だけでなくメンタルにも重要です。
極端に暑かったり寒かったりすると気持ちも落ち込んでいきます。
特に自宅作業なんかは「寒い、暑い」は仕事にとっても大きな弊害なので、室温環境を整えることが仕事の出来にも直結してきます。
液晶タブレット、ペンタブレット、パソコンなど
今後はデジタル作画が普及していくことが濃厚です。
液タブ(液晶タブレット)や、板タブ(ペンタブレット)を個人的に持っていないと、自宅での仕事や勉強もできません。
これも高価ですが今後アニメーターとして数十年、仕事にして生きていくためにはデジタル作画道具は必須道具になってくるでしょう。
アニメーターの仕事は今(2019年)はかろうじて紙のみの作業で完結している場合もあります。
しかし、これからアニメーターを目指す人にとっては、今後ずっと紙と鉛筆だけでやっていくのは難しいと思います。
なので早い段階からデジタルでの作業に慣れるておいた方が良いでしょう。
イス
また、描く道具だけでなく、描くときに座るイスにも気を配りましょう。
アニメーターが1日で1番長くいる場所がイス。その次が布団です。
もちろんこれは悪いアニメーター例なのでこうならないのが理想ですが、多くのアニメーターがこうなっていきます。
そんなに長時間イスに座っていれば腰を壊すリスクが非常に高くなってきます。
実際に腰を壊して治療を続けているアニメーターは何人も見ました。
腰を壊すと仕事に大きな支障が出ますし、治療費もかかります。
体を壊さないことが1番の節約なのです。
私は自宅作業をしていた頃に、一時期パイプ椅子と高さの合わない机で仕事をしていましたが、すぐに体を壊しました。
作画机を買い、イスも買い直したところ、だいぶ改善されました。
最近はイスに座らず、立った状態で仕事をする人も増えてきています。
そういった工夫もアリだと思います。
その他
アニメーターとは関係なく、個人的に「早めに買っておいたほうが良い」と思っている物も紹介します。
充電式電池と充電器
意外と使う機会が多いうえに、消耗品として買い足していくとけっこう値段が張ります。
充電できればかなりの節約になります。
1年に何度も電池を買うようなら、充電式電池を買うことをオススメします。
自転車
クロスバイク、ロードバイクなどが個人的にオススメ。
私はアニメーターになってからクロスバイクに初めて乗ったのですが、ママチャリよりも全然性能が良いです。
長距離であっても交通費無しで会社に通えるし(メンテナンス代はかかるが)、少しは運動不足の解消になります。
スーツ(冠婚葬祭用)
ほとんどのアニメーターは1年中私服で働きます。
なのでスーツや革靴などが突然必要になった時にとても困ります。
そしてスーツが必要のタイミング(冠婚葬祭など)はたいてい突然起こります。
あらかじめ一式持っておくと安心です。
ケータイの格安SIM化
買い物とはちょっと違いますが、節約を考えるならケータイを格安SIM化したほうがいいです。
スマホをau、docomo、ソフトバンクなどのケータイ会社で普通に契約すると、だいたい月額5千円~1万円くらいかかります。
ケータイを格安SIM化すれば月額千円~4千円くらいで済みます。
この差は年数がたてばたつほど大きいので、早めに変えたほうが得です。
ケータイの使い方にもよりますが、「普段そんなに使わないな」と思っている人は変えたほうが良いと思います。
クレジットカードを作る
アニメーターは入社試験に受かったとしても、ほとんどの場合社員ではありません。
つまりアニメーターは自営業であり、さらに収入が極端に少ないのでクレジットカードの審査に通らないことがあるのです。
実際、私は通りませんでした。
低収入の自営業よりは学生の方がクレジットカードを作りやすいと思うので、今のうちに作っておくことをオススメします。
クレジットカードの使い方はくれぐれも注意してくださいね。
最後に
今回紹介した物は高価な物が多いです。
これらは「高価であっても買う価値のあるもの」「高価だからこそ無駄な物にお金を使う前に買った方がいい物」です。
アニメーターはお金がたまらないどころか、働くほど減っていくこともあるので
という考えでは本当に必要になった時に買えなくなります。
なのでお金に余裕があるうちに買う事をオススメします。
また、無理に新しいものを買わなくても人から不用品を譲ってもらうなどして、なるべく出費は抑えましょう。
他にも買った方が良いものを思いつき次第追加していきます。
