アニメ業界

【アニメーターの就職活動】アニメ会社の選び方

アニメーターになりたい人はどうやって会社を探せばいいのか?

特に高校や一般大学は、アニメ会社への就職に理解も知識もありません。

なのでアニメーターのなり方もわかりません。

ここではアニメ業界経験の無い人向けに、アニメ会社の探し方、選び方を紹介します。

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一般求人サイトは役に立たない

アニメ業界、特にアニメーター志望者にとっては、一般的な求人サイトはあまり役に立ちません。

求人サイトに登録しているアニメ会社がそもそも少なく、これだけを参考にすると、選択肢が非常に狭まります。

興味のあるアニメのスタッフロールを見る

どうやって会社を探せばいいかわからない

そんな人に会社の選び方を説明します。

好きなアニメ

まずは自分の好きなアニメを作っている会社を調べましょう。

 

「アニメーターを目指す!」という人で、好きなアニメが無い人はいないと思います。

もし無ければ、それはアニメ会社探し以前の問題です。

好きなアニメが無ければ、「自分の作りたいもの」が見えてきません。

「自分の作りたいものが作れる仕事場を探す」というのが、会社選びの一般的な方法です。

 

アニメのスタッフロールを見て下さい。

制作会社だけでなく、作画スタジオなど、たくさんの会社名が載っていると思います。

その会社を調べましょう。

会社名で検索すれば、会社のホームページなどが見つかると思います。

そこに求人についてのページがあるはずです。

サイトが何も出てこないなら、それはまともな会社じゃないので気にする必要はありません。

 

アニメは基本的に1つの会社で作っている訳ではなく、数多くの会社が協力して作っています。

なので必ずしも「元請けの制作会社じゃないと、好きなアニメ制作に携われない」という訳ではありません。

好きなアニメが無い場合

「好きなアニメは無いけれど、アニメーターになりたい」という場合、

どういう理由なのかにもよりますが、あまり商業アニメに向いていないと思います。

 

超人的な技術がない限り、「アニメが好き」という気持ちが無いとアニメーターを続けていられません。

個人や身内だけでアニメ制作をするか、もしくはあくまでノウハウ習得のためと割り切って就職するかになります。

得意な絵柄のアニメ

別の方法としては、得意な絵柄のアニメを選ぶことです。

「好きなもの」と「得意なもの」が一致するとは限りません。

 

描きやすい絵柄や、よく褒められる絵柄というものは、その成長率も高いものです。

なので「自分の得意なものを、より磨いて武器にする」という方向性で会社を選ぶのもアリです。

近所の会社を探す

アニメーターの大きな問題の1つが、低賃金であるということです。

なので実家暮らしであれば、金銭面で大きなプラスとなります。

家族仲が良く仕事に理解のある家庭であり、実家から通える距離に会社があれば、

それも候補に入れていいかもしれません。

 

しかし、いくら金銭面が楽になろうとも、家庭内でのストレスが強いならば家を出た方が良い場合もあります。

なので暮らす場所は家庭環境次第になります。

ネットで探す

「現役アニメーターや経験者が身近にいない」

「アニメ業界にコネが無い」

こういった場合は自分で調べるしかありませんが、アニメ会社の情報はネットで調べればいくらでも出てきます。

 

ウィキペディアでアニメ会社を調べるだけでも相当な数が出てきます。

その中から行きたい会社を選び、詳しく調べてみるといいと思います。

 

私の友人には、

「行きたいアニメ会社を片っ端から受け、全て落ち、その後は五十音順で上から順に受けていったら数社目で内定貰った」

という猛者がいます。

そんな方法もアリなのかもしれません。

 

アニメーターの就職活動は、新卒の場合は画力で審査されます。

しかし、1度アニメーターになってしまえば転職難易度が一気に下がります。

アニメーター界は「経験者」に飢えているからです。

 

「初めて入った会社が酷いところだった」というパターンはよくあることで、アニメーターがスタジオを移るのは普通のことです。

むしろ1つの会社にずっといるという人の方が少ないと思います。

もし1つ目の会社が酷い会社であっても、次の会社で頑張れば何の問題もありません。

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危険な会社

アニメ会社を調べる上で、危険な会社、良くない会社をある程度見極める方法もあります。

ホームページの更新頻度

会社のホームページの更新が無い会社は危険・・・と言いたいのだけれど、

ほとんどのアニメ会社は更新が無いことが多いです。

 

更新する暇が無いほど忙しいのか、ホームページ運営をやる人がいないのか。

理由は会社によるでしょうが、少なくとも「まともな」会社でないのは確かです。

 

会社の情報を発信することは、今後入社してくる新人の為になり、会社の力を付けることに繋がります。

そんなことにも気付けないか、気付いていながら優先しないのか、やりたくても出来ないほど社内の仕事状況が悲惨か。

どちらにしても、まともな会社とは言えないでしょう。

スタッフがころころ変わる

会社によってはスタッフ名を公開している所もあります。

それがころころ変わるようなら要注意です。

 

それは「短い期間で辞めたくなるような会社」ということです。

1年でスタッフがほぼ総入れ替えなんて所もありますが、良い会社ならアニメーターも長く所属したいはずです。

噂を聞く

今はSNSなどでアニメーターに直接質問ができます。

返事が貰えるかはともかく、アニメ業界についての噂を集めることは可能です。

経験者の体験談こそ、最も参考になります。

 

アニメ会社のプロデューサーや社長、監督などのいわゆる「偉い人」のインタビュー記事などは、会社選びの役には立ちません。

あれは作品と自社の良い部分しか言わないからです。

 

また、ネットで「会社名」「口コミ」で検索すると会社の評判が出たりします。

参考くらいにはなると思います。

実際に見てみる

可能なら実際に会社を見てみるといいです。

会社は働き出すと、自宅より長くいることになるかもしれない場所です。

物件選びと同様で、会社周りを実際に見るだけでも意味はあります。

 

例えば、

夜中でも電気はついてるか?社員は働いているか?

会社から出ていく人、入っていく人の雰囲気やその時間帯。

 

どんな情報でも「現実」の説得力は強いものです。

実際に現場を見れば、知らなかったことが見えてきます。

最後に

大前提ですが、アニメ会社のほとんどがブラック企業と言われるような会社ばかりです。

「良い会社に入る」という考えで就職活動をしても、その期待が叶うことは難しいです。

 

できるのは、比較的マシな会社で働くこと。

転職を繰り返してそんな会社にたどり着くこと。

もしくは十分な知識と実力を付けてフリーランスになること。

 

一般企業の就職活動や転職活動とは異なり、就職教本のような指標がありません。

とにかく「情報を集めること」が大事です。

聞ける人がいれば聞く。

いなければ自力で調べる。

こうして情報を集める能力が、アニメーターになる前も、なった後も大切になるのです。

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元アニメーターの経験を元に『アニメーターになる前に知っておくべきこと』を伝えます。