アニメーター志望者向け

アニメーターにはインプットの時間が無い(1)

アニメーターに限らずインプット、アウトプットが無ければ人は成長はできません。

クリエイターもスポーツ選手もそれらでない職であろうとも大事なことです。

しかしアニメーターという職業はインプットをする時間がほとんどありません。

その問題についてまとめました。

インプットとアウトプットの大事さ

技術、知識、経験など、新しい経験値を自分自身に取り入れなければ、

人は「変化」しません。

そしてインプットしたものを元にアウトプットしていき、

トライ&エラーを繰り返すことで「変化」を「成長」に変えることができるのです。

 

なので業種にかかわらず、成長したい人にはインプットとアウトプットが必要なのです。

 

アニメーターはお金と時間が無い

アニメーターが薄給で労働時間が長いことは、知っている人も多いかと思います。

薄給なのは現状どうしようもありません。

何十年も変わらなかったことを「いつか改善されるだろう」

と楽観的に考えることはできません。

 

さらにアニメーターのほとんどが歩合制です。

作業をした分だけ収入になります。

なので少ない収入をなんとか増やそうと必死に長時間働くことになります。

 

仮に固定給だったとしても、

会社は「固定給を払っているんだから」という大義名分を掲げて、

歩合制並みの労働時間を強いてきます。

 

こうしてアニメーターは、

どうあっても「収入が少なく、その結果労働時間が長い」という状態に陥ってゆくのです。

 

お金が無いのは有名だと思いますが、

この「時間が無い」というのが実はとても重要なのです。

 

アニメーターはインプットする暇が無い

アニメーターに仕事以外の自由時間がほとんど無いということは、

インプットをする時間が無いという事に繋がります。

 

アニメーターは、仕事そのものがアウトプットであるため、

インプットがどれだけできるかが成長のカギを握ります。

しかしそのインプットをする時間が無いため、

アニメーターの成長効率はものすごく低くなってしまいます。

 

日々の仕事からインプットするべき

こういった意見もよく聞きますし、

実際そうできれば良いと思います。

 

しかし実際の現場はそんな勉強をする余裕がない、という状況がほとんどです。

次々とスピーディに仕事をこなしていかなければ生活費を稼げないため、

意識的にも無意識的にも、「学習」よりも「生きる」ことが優先されるのです。

 

また、わずかに空いた時間をインプットにあてれる人は少なく、

ほとんどの人は疲れた体を休めるか、娯楽で心を休めるかになります。

 

「アニメーターになる前にインプットをたくさんする」という考えになるかもしれませんが、

20歳そこそこの人間が、その後の人生すべての分のインプットをできるはずがありません。

どんなに20歳の時点で優れていても、適時インプットとアウトプットを繰り返していかなければ、「インプット内容が20歳のままの老人」になってしまいます。

 

実際にアニメ業界にはこのタイプがとても多いので、

古い考えのまま、新しい事を受け入れられない業界になってしまっています。

「思想」も「物」も「経験」も、20歳に経験したことが最も美しく、最善であると妄信してしまうのです。

 

しかし、もちろんそれでは成長は無く、

他のプロの業界、業界の人たちはそんなことはしていません。

 

長くなってしまったので、その2に続きます↓

 

 

ABOUT ME
bebe
bebe
元アニメーターの経験を元に『アニメーターになる前に知っておくべきこと』を伝えます。